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落語用語集
さくいん-ほ
・焙炉(ほいろ)
火にかけて、茶などを焙じる器具。『元犬』では犬から人間になった主人公が「焙炉を取ってくれ…ほいろだよ、ほいろ!」と云われて、思わず「ワン、ワン、ワン!」。
・棒鱈(ぼうだら)
ま鱈を三枚におろし日干しにしたものだが、「酔っ払い」「間抜け」の意味もあり、江戸っ子が酔った田舎侍をからかう同名の落語がある。
・膀端(ぼうばな)
膀示杭(ぼうじくい)のこと。「これより○○宿」と、宿場の両方の入り口に建てられた、行政境界を示すもの。「端(はな)」は先端という意味
・木履(ぽっくり)
女児用の下駄で、歩くと「ぽっくり、ぽっくり」と音がした。
・棒手振り(ぼていふり)
天秤棒で商品を担いで、売り歩く商人。魚屋、八百屋などほとんどが棒手振りだった。
・本膳(ほんぜん)
冠婚葬祭の際に出す本式の料理で、茶の湯の懐石料理は略式。本膳料理の作法に苦労する同名の落語がある。