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さくいん-ひ |
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・庇間(ひあわい、ひあい) |
家と家の間の狭い路。 |
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・引付け(ひきつけ) |
遊女屋の二階にある、お客が初めて遊女と面会する座敷。 |
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・引手茶屋(ひきてちゃや) |
お客と遊女を取り持つ茶屋。 |
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・引け(ひけ) |
吉原での営業の終了時刻。午前0時。飲食をしていたお客も部屋に引き、格子の中に並んでいた遊女も引っ込む。 |
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・火消(ひけし) |
消防夫。大名や旗本の屋敷の消火をする「定火消」と町家の消火にあたる「町火消」がいた。定火消の人足を俗に「臥煙(がえん)」という。『火事息子』の若旦那は臥煙になり、勘当される。 |
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・素見(ひやかし) |
吉原近くの山谷町に、浅草紙という再生紙の紙漉き場があり、回収した古紙を水に漬けてふやかす。紙漉き職人たちは、紙を冷やかしている間、退屈しのぎに吉原を散策するが、登楼することはない。そこから、買わずに帰る客を「ひやかし」という説がある。 |
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