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落語用語集
さくいん-こ
・講(こう)
神仏へ詣でる組合、仲間。山登りが信心であった頃、「大山講」「富士講」と云った。『大山詣り』『富士詣り』という噺がある。
・腰障子(こししょうじ)
障子の下部が板張りになっているもの。
・ご新造(ごしんぞ)
武家や豪商の妻に対する敬称だが、後には中流階級の町家の妻にも用いた。婚礼前に新婦の部屋を新しく造ったのが語源。
・護摩の灰(ごまのはい)
旅人の懐中をねらう盗人。高野山の僧の姿をして、弘法大師の護摩の灰だと偽り、押し売りしたのが語源。
・小間物屋(こまものや)
紅、白粉、髪油、簪、櫛、歯磨き粉、楊枝、その他いかがわしい物まで販売した商人。店舗を構えた商人もいたが、多くは品物を仕入れ、荷を背負って行商する「背負い小間物」だった。背負い小間物屋が大店の主になる『小間物屋政談』という噺がある。
・声色(こわいろ)
歌舞伎役者の口跡や動物の鳴き声を真似すること。ものまね。声色流しは花柳界で門付けをしながら、声色を遣う商売人。『干物箱』では、貸本屋の善公が若旦那の声色を遣う。
・権八(ごんぱち)
居候のこと。白井権八が幡通院長兵衛宅に厄介になる芝居からこの名がつく。「権八をきめこむ」というセリフが噺の中によく出てくる。