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落語用語集
さくいん-な
・内所・内証(ないしょ)
遊女屋の帳場、または経営者が住む部屋。『ごないしょ』は多くの廓噺に出てくる。
・仲入り(なかいり)
芝居や寄席の休憩時間。寄席では仲入りで幕を下ろすとき、前座が「おなか〜い〜り〜」と叫ぶ。慣れないと声が裏返ることもあり、発声練習の一つでもある。
・中どん(なかどん)
遊女屋の二階を専門に働く若い衆。『お見立て』『五人廻し』で客と花魁の間で働く若い衆が中どん。
・仲之町(なかのちょう)
吉原の中央にある大門から水道尻までの大通り。両側には引手茶屋が並んでいた。
・長屋(ながや)
共同住宅。一戸あたり間口九尺、奥行二間の手狭な「九尺、二間の棟割長屋」が落語の舞台になっており、演目にも『粗忽長屋』『長屋の花見』など長屋の付くものが多い。
・投げ込み寺(なげこみでら)
遊女が葬られる寺。吉原近くに淨閑寺というのがある。投げ込みは、大勢で飲食、登楼する際に支払い額を決め、サービス一切を店に任せること。
・長押(なげし)
日本間の鴨居の上か下に横に差し渡した飾りの材木。武家屋敷では長押に槍を飾ることがある。「長押の槍を小脇に抱え、、、」というセリフが『野ざらし』にある。